やっちゃいけない?

仕事をしていると、日々課題に遭遇する。あっちから「こんな問題あるんですけど」とか、こっちから、「はやくこれ解決しないとな」とか、聞こえてくる。そんな時、経験の豊富な人は、5秒で「なにいってんだよ。直ぐやれよ!」と解決案をさっと出すことができる。大したもんだな、と感心していたのは、僕がペイペイの時だった。

 ちょっと自分が成長して、いろんな会社の問題を見ていくことになったとき、あまりに問題が複雑に絡み合っているのを見て驚くことが多い。その原因は、まったく予想もつかないところにあったり、ちょっとしたことが問題を引き起こしたり、本当に、問題解決って絡まった糸をほぐすようなもんだ。

 そこで、「5秒で感じる解決案」の問題点が見えてきた。つまり、よかれと思ってやったことが、隣の部署で違う問題を引き起こす。こんなことを防ぐためには、その問題が、他と「排他関係」にあることが、キッチリ分からないとダメなんだ。排他関係というのは、それ自身が独立していて、他に影響が与えない、または、影響の与える範囲がしっかり見えている状態を言う。だって、見えていないと、5秒で考えたことが、50年かかっても解決しない問題を引き起こすことってあるじゃない?

 なるほど、ロジカルシンキングでいうMECEって、そういう力を養う(お互いに排他的な関係に分類する)ことなんだと初めて分かる。そう、ロジカルシンキングって、問題解決にとっても大事なスキルなんだ。そう考えると、昨日受けたコンサルのトレーニングを思い出す。本当に、あの講師、そういうことまで分かって教えているのかはなはだ疑問だと思う。あの講師って、HOW論ばかり言って、論理パズルみたいな問題ばかり演習でやらせていた。そんな本質的でないトレーニングやったって、いわゆる「分類君」の大量生産がはじまるだけ。

 分類君って、なんでも分類する人のこと。目的と手段が分かっていない、なんちゃって論理君だ。フレームやツールってすごく大事だけど、ベースとなる本質的な力、つまり、洞察力(なにが本質なのか)を見抜くちからなくして、フレームに頼るとこういう人が大量生産されるんだよね、って感じる今日この頃だ。
[PR]
by fri2005 | 2005-03-31 01:53 | 新卒君の悩み
<< 鬼社員になろう!! メーカーの論理 >>