コンサル本の弊害

今仕事でとっても悩んでいることがある。それは、とにかく、「指示が曖昧な奴が多い」ということだ。会社の業務って、一人でできない。だから、チームで仕事をすることになるんだけど、みんなが好き勝手バラバラにやると、全体で不整合が起きるから誰かが、音頭をとって指示をする必要がある。
 ところが、この指示、とってもやっかいだ。なんで、人って、こんなに指示をするのが苦手なんだろうって頭を抱えてしまうぐらい、意図が伝わっていない。その最大の原因は、巷にあふれる「コンサル本」だと僕は思っている。
 さて、コンサル本を見てみよう。こんな文章が書かれているはずだ。

「変化の激しい競争環境の中でサバイバルレースに勝つためには、自社の資源をコアコンピタンスに集中し、他社との差別化を図らねばならない。グローバルなメガコンペティションの中では、ルールのデコンストラクションが必要なのだ。」

 僕は、この文章を読んでも意味はさっぱり分からない。こんな文章を読んで、学生が「ふ〜ん」とか「本当にそうだよな」なんて、感じているのを見ると怖い気がする。実際に、若手の部下にコンサルをやらせると、上みたいな言葉を盛んに使う。そういう奴に、問題解決をやらせると、「ええ、まず、as-isを分析して、to-beを作って、gapに対してうち手を考えます」なんて、言い始める。しかし、実際に、その進め方でやってみると、全員何をやってよいのか分からない。

 当たり前だ。実際の企業の問題って、部長のハンコが遅いから、出荷が遅れる、とか。横にいるお局さんが、ぐちゅぐちゅ言うから、仕事の生産性が上がらないとか、そんなことが100も1000も絡み合って、問題を引き起こしているんだ。そういうところに細かく入っていかないで、as-isだ、to-beだなんて、抽象的なところで、解決策を求めようとするのがダメなんだと思う。僕の大好きな著名コンサルの人がこんなことを言っていた。

「会社の業績を上げるためには、社長の目が細かいところまで行けば行くほどうまくいく」

その通り。ルールのデコンストラクションや、ポートフォリオ分析もいいが、もっと「手触り感のあるところ」をしっかり掴もう!!
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by fri2005 | 2005-04-02 11:31 | Career
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