人気ブログランキング | 話題のタグを見る

マツケンサンバを分析できるか?

お正月、就職を控えた学生諸君はいかがお過ごしかな?
紅白を見ながら、年越しそばを食べ、除夜の鐘をききながら鼻くそをほじくるなんて、生活していないだろうか。。『ええ、正月なのにロジカルシンキングですか?正月ぐらいゆっくりさせてくださいよ~』なんて、声が聞こえそうだ。
しかし、このBLOGを読み始め、大いにハマリまくっているプロフェッショナル予備軍であるみなさんは、正月だって『仮説思考』で過ごすべきなのだ。

例えば、最近流行の『マツケンサンバ』
君は、これを見て、次のカラオケで踊るために必死に覚えるタイプか、そのメカニズムを解明しようとするタイプか、どっちだろう?前者の人間は、営業課長ぐらいにはなれるけれど、事業企画の部長は無理だろう。マツケンサンバを見て、そのメカニズムを分析し、次の新製品に展開できれば、経営企画室も夢じゃない。

そこで、このマツケンサンバのメカニズムを私なりに分析したい。
まず、マツケンサンバがはやった背景には、サプライズがある。松平健と言えば、時代劇の王様。つまり、本物なのだ。この本物がちょんまげをして、腰を振るというアンバランスが、大いにサプライズだ。ここでお笑い芸人が、ちょんまげをして腰を振っても『当たり前』。時代は、常にサプライズを求めているのだ。

次に、『スカっとする』がある。ラテンのノリで、踊り出す。テレビでやっているヒップホップのダンスは若者の専売特許。とてもおじさんやおばさんには踊れない。自分も体を動かしてスカッとしたい。だけど、踊れるステップがない。そんな中年のニーズをしっかりつかんだのが、マツケンサンバだ。あの世紀の二枚目松平健がサンバを踊っているんだ。自分が踊ったって何も恥ずかしくない。自分はただ、ふざけて真似をしているだけなんだ。こんな意識を上手く生かせたというわけ。『俺は不真面目だけど、松平は本気。だから、馬鹿はあいつ、俺はまとも』っていう深層意識をうまく利用させて、疲れた中年の心をスカッとさせたのだ。

最後は『世代を超えた』がある。あのビジュアル。大人から子供まで、みんな楽しめる。今までは、水戸黄門を見るか、SASUKEを見るかでチャンネル争いをしていたおじさんと娘が、テレビの前で一緒に楽しめる。娘から『マツケンの時代劇みたい』って言われることもでてきた。つまり、マツケンサンバは日本の家庭を平和にするのだ。

さてさて、正月といっても頭をフル回転させなくては内定はもらえないですよ!!
by fri2005 | 2005-01-01 17:15 | その他いろいろ
<< 「キメ」って何? 2005年 マスターしたい3つのこと >>