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営業戦略立案

営業戦略って言葉を良く聞く。大手の戦略系ファームなんかが営業戦略と称していろんなことをやっているのを知っているけど、それらのほとんどが「使えない」ものばかりって知っている?

大手の戦略系ファームの営業戦略って、基本的には「漏れ分析」と「確率分析」が基礎になっている。たとえば、古典的な手法は、成約確率を「市場カバー率」と「競争勝率」に分けて、それぞれのカバー率と勝率をあげるために、営業範囲を広げる、または、相関関係のある因子を洗い出して、高める(例えば、顧客滞在時間を長くする、夜に訪問することで、成約率を上げる等)という考え方だ。

しかし、実際に営業をやっている人からしてみれば、そんなことをいくらやっても売上は上がらないことは一目瞭然だ。大体、お客のところに長くいれば受注する確率が高くなる、なんて、まったく机上の空論。成約の確立は、客と仲が良いとか、得意先の仕入部長の娘と営業課長が結婚しているとか、接待攻撃を食らわしているとか、そんなことできまる。また、もっと競争が激しい場合は、営業の「滞在時間」じゃなくて、「提案力」など、顧客のツボを掴んで、効果をしっかりと伝える能力に依存しているわけ。リクルートや総合商社のように、最強の営業部隊を持っている会社は、組織力じゃなくて個人力が高いわけだ。

つまり、大手のファームがやっている「営業戦略」なんて、所詮は学校のお勉強(数学の世界)ということ、だから、扱っている商品がコモディティーになっちゃって、大量販売で利益をだしている昔の会社のスタイルにしか通用しない。

営業って、もっとも人間力というか、個人の能力が試される職種。昔みたいに、「なにも考えない人が汗水垂らして都内を走り回る人」というイメージはほど遠い。逆に言えば、そんな連中しかいない営業をもっている会社は間違いなく売上は落ちているし、「漏れ分析」と「確率分析」なんかじゃ、絶対に営業力はあがらない。

営業って、人と人のインターフェイスがもろに出てくるところ。付加価値型の商品を販売している会社であれば、最も優秀な人を営業に配置すべきだし、営業戦略を標榜するなら、数学の世界からマネジメントの世界に発想を転換しよう。

たかが営業、されど営業。
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by fri2005 | 2005-04-06 21:49 | Career

コンサル本の弊害

今仕事でとっても悩んでいることがある。それは、とにかく、「指示が曖昧な奴が多い」ということだ。会社の業務って、一人でできない。だから、チームで仕事をすることになるんだけど、みんなが好き勝手バラバラにやると、全体で不整合が起きるから誰かが、音頭をとって指示をする必要がある。
 ところが、この指示、とってもやっかいだ。なんで、人って、こんなに指示をするのが苦手なんだろうって頭を抱えてしまうぐらい、意図が伝わっていない。その最大の原因は、巷にあふれる「コンサル本」だと僕は思っている。
 さて、コンサル本を見てみよう。こんな文章が書かれているはずだ。

「変化の激しい競争環境の中でサバイバルレースに勝つためには、自社の資源をコアコンピタンスに集中し、他社との差別化を図らねばならない。グローバルなメガコンペティションの中では、ルールのデコンストラクションが必要なのだ。」

 僕は、この文章を読んでも意味はさっぱり分からない。こんな文章を読んで、学生が「ふ〜ん」とか「本当にそうだよな」なんて、感じているのを見ると怖い気がする。実際に、若手の部下にコンサルをやらせると、上みたいな言葉を盛んに使う。そういう奴に、問題解決をやらせると、「ええ、まず、as-isを分析して、to-beを作って、gapに対してうち手を考えます」なんて、言い始める。しかし、実際に、その進め方でやってみると、全員何をやってよいのか分からない。

 当たり前だ。実際の企業の問題って、部長のハンコが遅いから、出荷が遅れる、とか。横にいるお局さんが、ぐちゅぐちゅ言うから、仕事の生産性が上がらないとか、そんなことが100も1000も絡み合って、問題を引き起こしているんだ。そういうところに細かく入っていかないで、as-isだ、to-beだなんて、抽象的なところで、解決策を求めようとするのがダメなんだと思う。僕の大好きな著名コンサルの人がこんなことを言っていた。

「会社の業績を上げるためには、社長の目が細かいところまで行けば行くほどうまくいく」

その通り。ルールのデコンストラクションや、ポートフォリオ分析もいいが、もっと「手触り感のあるところ」をしっかり掴もう!!
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by fri2005 | 2005-04-02 11:31 | Career

キャリアって..

キャリアって、英語で「背負う」という意味。だから、キャリアアップというのは、過去を否定して自分が背負ってきたものを全て捨てても達成できない。過去の積み上げの上に、キャリアアップはあるんだ。

キャリアを積もうと思ったら、戦略的に仕事を選ばないといけない。だから、最初に就職する会社ってすごく大事なんだと思う。これからは、転職が一般化するだろう。僕ももう二回も転職した。そして、転職して良かったと思っている。転職して成功するケースは、今まで背負ってきた経験や実績を次の職場でキッチリと活かしているかどうか。今の会社が嫌だから、最初からリセットする、みたいなノリでは絶対に成功しない。だって、新しく入る会社には、あなたよりも何年も前からその仕事に集中していた人が沢山いる。あなたが、中途で輝くためには、それらの人よりぬきんでたものがないとダメなんだ。それ専門に何年も仕事をしてきた人以上に、高いパフォーマンスを出すなんて。。考えれば考えるほど、キャリアって連続性が大事なんだろうと思うL

さて、そう考えると、最初に就職する業種は、できるだけ汎用的な方がいい。最初から非常にニッチな、そして、専門的なところにいくのも一つの手だが、そういうケースは、その中でしか生きていけなくなる。年齢が上がれば上がるほど、抜けられなくなる。それを覚悟で、その道のスペシャリストになるのであれば、良い選択だと思う。しかし、将来の夢が、今の仕事と明らかに違う、今の仕事の延長線上に自分の将来像が見えない場合は、できるだけ早い時期にキャリアを練り直すべき。そう考えると、金融、商社、広告、コンサルなんて学生に人気なのがよくわかる。これらの業種はどれも、汎用的、いわゆる「つぶしが利く」からだ。

だけど、逆に言えば、みんな迷っているということの裏返し。よく分からないから、今はいろんな選択肢を選べるポジションに身を置こうということだろうか。
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by fri2005 | 2005-03-28 00:28 | Career

あなたの天職はどこにある?

会社に入って最近つくづく思う。
自分に本当に合った仕事って何なんだろう?
自分に一番合った、自分が一番満足できる仕事ってこの世のどこにあるんだろう?

就職活動を控えたみなさんはこの問いに答えられるだろうか?

たとえば、「天職」って言葉を良く聞く。おそらく、「自分の適性にぴったりとマッチして、なおかつ、自分がもっとも高いパフォーマンスを発揮することができる仕事」といった具合に定義されるのだと思う。幸いにも天職を見つけることができて、幸せに仕事に打ち込んでいる人。今の自分の仕事に満足できず、悩みながらも天職を夢見続ける人。天職を取り巻く人間模様はいろいろだ。

しかし、この「天職」、本当なのだろうか?

概念としてはわかる。自分がその仕事に合っているかどうかは、自分の能力と仕事に求められる能力とのマッチングによって決まり、両者の関係によって適合具合に差が生じる。だから、100の仕事があれば、適合具合も1位から100位まで順番がつけられるわけだ。自分がその仕事をやりたいかどうかという志向についても同様だ。そう考えれば、自分の能力と志向と、仕事に求められる能力や得られるもの、それらの兼ね合いで、最も自分に合った「天職」という仕事がこの世のどこかに存在するはずだ。

でも実際のはなし、どうやってその「天職」って探すの?どうやって、今の仕事なり、別の仕事なりが「天職だ」って判断するの?人生の内ですべての仕事を見たり、聞いたり、経験したりするのはもちろん不可能。「天職」だと思っている今の仕事からちょっと浮気して、別の女に手を出して、やっぱり違ったからまた元の「天職さん」のところに戻るというのも不可能。要するに僕らは、すべてを比較してたった一つの「天職」を見つけることも、「この仕事が僕の天職だ」と断言することもできやしない。恋愛とか結婚に似てるね。理想が高くていつまでたっても恋愛できない人とか、いつまでたっても独身って人ってみなさんのまわりにも結構いません?

要するに、僕が言いたいのは、こういうこと。理想の相手とは、見つけるものではなく、作り上げるものだと。現実問題、理想の相手を見つけられないなら、今の相手、もしくは、手ごろな相手で満足するしかないのだと(笑)。要は、あなたの考え方しだい。最初は「この人ぶさいくだから好きじゃない」とか「性格が女々しいからヤダ」と思っていても、意外とハマっちゃったりするもんでしょ?仕事も一緒で、就いた仕事を一生懸命がんばって、一生懸命好きになろうと努力して、仕事自体を自分自身で舵を取って、仕事の幅を広げていけば、だんだん自分の好きな、自分の満足できる仕事に変わっていく。そうこうしている内に、周りからも評価されたり、噂が広がって行って、他の部署とか他の会社なんかからもお誘いが来たりして。その時に、その選択肢の中で自分がもっと興味があったり、チャレンジしたいと思うものがあったら、迷わずいけばいい。仕事も人生も結構そんなもんなんじゃないかと思う。

今、みなさんは来年の4月に入る企業のことで頭がいっぱいで、この就職活動の成否によって自分のビジネスマンとしての約40年の人生が決まってしまうという恐怖に駆られながら、日々、生活してはいないだろうか?でも、上のように考えたら、最初に入社する企業や最初に就く仕事など、通過点にしか過ぎず、あなたのビジネスマンとしての人生が決まってしまうわけでは断じてない。

要はあなたの考え方しだい。そこであなたが何をやるか、どう自分の仕事を広げていくかなのだ。最初にどんな企業に入るかよりも、どんな気持ちでその仕事にあたるか、それがとっても大切だと思う。それさえできていれば、あなたは、どんなところに行っても必ず成功するはず。

学生諸君、少しは気が楽になっただろうか?
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by fri2005 | 2005-01-08 11:41 | Career

2005年 マスターしたい3つのこと

みなさん、あけましておめでとう!密かに更新中のこのFRI Blogもなかなk内容が充実してきました! さて、2005年、就職を控えた大学生諸君にマスターしたい3つのことについてお話しします。

1.論理力を磨こう
FRIで就職支援会をやっていて、最も学生に欠けているなと思うのが、この論理力。実は論理力には二つあって、因果関係を把握する力と、並列関係を把握する力。学生が決定的に弱いのが、後者です。ものの本にはMECEなんて書かれているけど、『必要条件』と『十分条件』と覚えておきましょう!『必要条件』って、『~しなければならない』。『十分条件』って、『~すればよい』。なんかよくわかんないな~って思っている人。例えば、面接で。。。。

面接官『商社マンにとって必要なものってなあに?』
学生『はい、3日徹夜しても生きていられる体力です!』
面接官『ダメだこいつ。。』

と、こんな感じ。『体力』って確かに必要条件なのかもしれないけれど、それができれば、商社マンとして独り立ちできるという『十分条件』じゃない。必要条件ばかり並び立てれば、『英語ができる』とか『カラオケが歌える』とか『性格が前向き』とか、ありとあらゆるものがでてきて、最後は『文系が有利』とか『理系のセンスが必要』とか、もうはちゃめちゃ。
当たり前だけど、面接官は『必要条件、かつ、十分条件』で答えてよ、と聞いているのに、論理力が弱い学生は、思いつきを言う。論理力を磨くためには、FRI-2000のメーリングリストでどんどん投稿し、いろんな人とやり合うこと。これにつきる。気心知れた友人と、狭い世界でちまちま話していたら、いつまでたっても論理力は磨けませんよ。どんどん、外に出て行きましょう。

2.プロジェクト型人生に転換する
みなさん、プロジェクトって言葉、聞いたことありますか?プロジェクトの定義っていろいろあるんだけど、FRI流に言えば、始まりと終わりがしっかり定義されている企画、って感じ。学生の皆さん。皆さんは、自分で『こうすればおしまい』って感じで、終わりをきっちり定義して、物事を始めたことってある?なんか、ダラダラ初めて、自然消滅、って感じが多いでしょ。
こういう人って、企業から見たら最もいらない人の典型。会社って、ルーチンがどんどん少なくなってきて、自分で目標を立てて、達成する、という繰り返しになってきている。だから、学生の皆さんも『プロジェクト人間』になろう。
プロジェクトって聞いて、大変そう、って思わなくてもいい。例えば、毎週一冊ビジネス書を読んで、一ヶ月続ける、とか、身近なことでもいい。いいたいことは、なんかふらふら、初めて、よくわからないうちに終わってしまう、みたいな人生とは決別して、スタートとフィニッシュにメリハリをつけましょう、ということ。これ、ぜひやってもらいたい。『プロジェクト型人間』になって、ダラダラ人生と決別しよう

3.大人とつきあおう
みなさんの友人って何歳?ほとんど20代じゃない?この1年で、40代、50代の友人を20人以上つくってもらいたい。FRIのスタッフは、学生時代から40-50代の最前線のビジネスマンといつも切った貼ったやってきた。だから、20代のあまちゃんグループとはわけが違う。20代のあまちゃんグループでしか友人がいない人って一発で分かる。まず、言葉遣い。『まっじ~、それってやばいし。。』みたいな言葉が抜けていない。こういう人、まず社会人になって放り出される。逆に大人とつきあっている人って、しっかり自分のことを主張するけど、大人に負けないぐらい、ハキハキとしゃべる。

会社に入ったら、いきなり得意先や仕入れ先のおじさん、社長とガンガンやり合わないといけない。『おめ~うぜーし!』みたいな言葉しゃべったら、一発で得意先から、『担当者変えてくれ』と言われ、君の人生は、そこでジエンド。

得意先のおじさんから、『飲みに行くぞ!』と言われて、会話ができない。海外のVIPと食事をしていても、日本の経済のことが説明できない。20代あまちゃんグループは、『使えない集団』なのだ。ちまたでは、異業種交流会やビジネススクールなど、大人とやり合える場はいくらでもある。ぜひぜひ、40代、50代のおじさん達とまともにやり合える力を身につけること!

この3つ、君にできるかな??
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by fri2005 | 2005-01-01 16:51 | Career

期限をきろう!

仕事ができる人とできない人の決定的な違いは、自分の発言に『期限』があるかどうか、ってこと。実は、これは学生にも当てはまる。学生って、自分のタスクに期限を切らない。たとえば、かわいい女の子に会ったとする。『ねえ、今度遊びにいこうよ』って感じだ。

こういう人は、絶対にに遊びにいかない。仕事も一緒で、『俺は、いつかビッグになってやる』とか言っている人間に限って、絶対にビッグにはならない。『いつか、海外に行って。。』なんてのも、絶対に海外に行けない。この『いつか』、やめてみないか?

FRIでWinterCampとかで、ビジネスケースをやらせると、学生はてんてこ舞いになる。理由は、FRIでは、タスクは全部期限をつけて、それを超えると絶対にやらせないから、FRIは本当に厳しいよ、って感じになってしまう。考えてみれば、大学の研究も、なんかダラダラ朝までやっていたり、勉強だって、結局終わりがない形でズルズルやっていたような気がする。

なんで、期限をつける必要があるか、それは、人って本質的に口だけ、実際に実行しない人間が多いから、なんです。FRIに来た学生は今までに数千人に及ぶけど、有言実行型の学生って、全体の数パーセントぐらい。あとは、ああこの人立派なこと言うけど、実際は実行しないタイプだな、って感じがほとんどだった。有言実行型の人って、見ればすぐ分かる。発言にリアリティーがあるし、歯切れがよい。また、こっちから、つっこんでもぐちゅぐちゅ言い訳しない。そう、口だけの人って、絶対言い訳するんだ。

言い訳って、最悪。実際に実行する人間は、ものごとは思い通りに行かないってことを良く知っている。だから、なんで、できないんだって聞いても、『あたりまえじゃない』って感じで、あっけらかんとしている。むしろ、できないのは当たり前、どうすれば、できるようになるか、毎日考えている人が多い。こういう人は、こういう理由で(自分の責任)できなかったけど、いついつまでに、こういうリカバリープランでやろうとしている、みたいに、具体的な答えをする。

逆に、口だけ、実際にやらない人は、なんで、できないんだ、と聞いたら、とにかく、焦って、友人が悪いとか、大学が忙しいとか、人のせいにするか、嘘をついて、いや、私はやっています、と(実際はたいしたことしていない)言う。FRIで模擬面接をやったとき、こんなことを言う学生がいた。

『コンサル受けたいんですけど、もう、うちの大学特殊で、全然勉強する時間とれないんですよ。だから、ロジカルシンキングとか学べないし。また、うちの大学地方でしょ?情報がなくて。。。やっぱりコンサルやめたほうがいいんですかね。。。』

僕たちは彼にハッキリいった。『コンサルやめたほうがいいです』って。
コンサルって、絶対人のせいにできな職業。僕たちは、彼の何倍も忙しいけど、NPOの仕事もちゃんとやっている。また、彼の大学なんかよりも、もっともっと忙しい人を何人も知っている。『うちの大学って特殊なんすけど。。』なんて、言葉を言うだけで、もうアウト。こういう人間は、できない理由は、全部『特殊だから』って考えて、何かのせいにする。また、地方だから。。なんていうのも理由にならない。コンサルって、本当にどうしようもなくなった会社の利益を上げるとか、このままでいくと倒産するかもしれない、って会社を救うとか、そういう仕事なのに、『地方』っていう理由だけで、僕は無理です、なんて話にならない。というか、こういう人にクライアントは相談しないだろう。

FRIでは、問題解決型と呼んでいるけど、できない理由を並び立てる人は、発言に期限がついていないから。発言に期限をつける、ということは、言ったことは絶対やる、ということ。こういう生活を学生のうちからしっかりしておけば、面接なんてまったく問題ない。迫力が違ってくる。
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by fri2005 | 2004-12-31 10:53 | Career

まともであること!?

僕は長いことサラリーマンをやってきて、なんとなく『成功の秘訣』みたいなものが見えてきた。

最初に結論を言うと、『まともであること』につきる。『まとも』って一体何かっていうと、ちゃんと挨拶ができるとか、悪いことはやらない、とか、人の悪口はいわない、とか、言われたことはちゃんと実行するとか、ほんとうに、僕たちが小学校から教えられたことばかり。

驚くかもしれないけど、この『まとも』って案外難しい。ハッキリ言うけど、僕の前の会社の課長は、在庫を隠していたり、支払いを遅らせたりしていた。その次に会った課長は、部長に言われたことは全然やっていなかった。最近見たコンサルの新人は、お客さんの前で平気でタクシーに乗って大事な会議に遅刻して、朝『道路が込んでいました』といいわけをしていた。どうだろう。あなたの周りを見渡して、『まとも君』って本当にいるだろうか?

部下が嫌う上司って、汚いとか、不潔とか、そんな低レベルな話じゃない。僕も経験あるけど、嘘をつく、部下をきっちり扱っていない。しっかり仕事を理解せず思いつきで指示をするとか、『まともでない』ことに対する不満がほとんど。だけど、上司は、身だしなみがきちんとしていないと女子社員に嫌われるとか、本質的でないことばかり気にしている。

だから、学生に企業が期待するのは、この『まとも度』なんです。難しい方程式が瞬時に解けるとか、学生時代に世界を旅をしたとか、そんなことじゃない。ちゃんとまともに挨拶ができるとか、まともに善悪が判断できるとか、まともに自分のことをはなせるとか、『まとも』であること、につきる。

そういうと、必ず『まともの定義を言え』なんて言う人がいるけど、人に助けてもらったら、ありがとうという、なんてことに定義なんて必要ないでしょ。自分がミスしても、言い訳しない、自己責任で対応するなんてことにも定義なんて不要。定義とか、分類とか、そういうことばかり気にしている人ほど仕事ができない人が多い。この『まとも』って、もうちょっと考えてみるのがいいと思う。
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by fri2005 | 2004-12-30 18:48 | Career

自分のことがわからない。。

就活していて一番悩むことって、自分がいったい何に向いているのかっていうこと。
コンサルってかっこよさそうだし、金融系もスキルがつくって感じがする。だけど、本当にそれれが自分の就職先として正しいのか悩んでしう。また、自分が一体何に向いているのか、自己分析の方法がよくわからない。なんとなく、人と接する仕事がしたいとか、できれば、考える仕事よりも頭を使う仕事をしたいとか、いろいろ悩んでしまう。。

FRIで就職支援会をやっていると、学生に相談される内容は、ほとんどがこんな感じだ。みんな口を揃えて自己分析ができないって言っている。だけど、実は『自分』なんて、分析すれば出てくるというものじゃない。実際に30歳や40歳の働いている社会人だって、本当に自分の適性を考えて、今の仕事に就いているのかどうかなんて分からない。むしろ、今更商売替えなんてできないという感じで仕事を続けているのが実態だろうと思う。

だからこそ、しっかり仕事をする前に自分を知らないと行けないんじゃないか、と不安になる学生諸君、それは間違っている。実は、人生なんてそんなもんだ。将来の目標をしっかり定めて、その目標に対してしっかり準備しろ、と言われれば、『なるほど合理的な考えだ』と納得するが、そんなことできる人なんて世の中にはいない。人はどんどん変わっていくし、周りのあなたに対する期待は変わっていく。

じゃあ、場当たり的に、今が良ければ、って感じで適当にやればいいのか、と言われると、そうでもない。そのあたりのバランス感覚がしっかり持てるようになる、というのが自己分析のゴールなのだ、というのがFRIで就職支援会をやっている我々の結論だ。

つまり、将来に対するしっかりとした準備と分析をしつつも、その準備が的はずれだったとしても、ダイナミックに方針を変換できる柔軟性を併せ持つ、ということが大事なんです。ところが、どうも、我々が学生と会っていると、世の中にはこの二つを使い分けている人がいないような気がする。くそまじめなやつは、徹底的にまじめで、とにかく、方針や方向性が決まらないと、行動できない。ぐちゅぐちゅ、くだらないことを考えて、ああでもない、こうでもないと、結論が出せない。一方、とにかく何も考えず、どうせ俺は、アホだから、とか、学生時代にアパレルの販売員をやったら楽しかったから、とか、ホームステイしたら、英語が使えたとか、そんなくだらない理由で、就職先を選んでしまう人もいる。

どちらかというと、前者は偏差値の高い学生、後者は低い学生に多い。この、繊細さとダイナミックさを同時に持つって、すごく難しい。だけど、このバランス感覚は、実際に仕事を始めるに当たって最も大事なスキルになるんだ。ある有名なコンサルタントの本にこんなことが書いてあった。仕事ができる人の特徴は、

1.とにかく、どんどん仮説というか、結論を出す
2.とにかく、出した結論に対して、実行する
3.とにかく、間違っていると思ったら修正も早い

ってこと。ここに書いてあることって、めちゃくちゃ大事。僕たちFRIが学生に何か一つだけ家と言われたら、絶対このことを言うようにする。繊細かつ大胆、常に結論をもって実行し、常に柔軟に方針を変化させる。こんな、ことがしっかりできるようになれば、自己分析なんてすぐにできる。
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by fri2005 | 2004-12-30 18:30 | Career

資格は必要!?

新卒の就職で悩むのは、資格についてだと思う。一応僕も15年ほど社会人を経験してきたけど、大きな会社や有名な会社に行けば行くほど資格は「あれば有利」ということ。どう「有利」かというと、例えば、英語ができます、と書いてあったら、海外プロジェクトの選考時に「ああ、この人TOEICいいし、いいんじゃない」と念押ししてもらえる程度かな。でも、実際に選ぶときは、「あいつ口の利き方しらないし、すぐ人と喧嘩するし、まわりと協調性ないし」みたいなところで決められるので、TOEICの勉強をする暇があったら、コミュニケーションの勉強をしたほうがよっぽどいいと思う。

ベンチャーや小さい企業では、これはまったく関係ない。チャンスは平等に与えられるんだけど、結果がすべて。特に、ビジネスマンとしてのビヘイビア(遅刻する、生意気な口のききかたをする、お客さんをバカにする)で人生の分岐が決まる瞬間を目の当たりにした。例えば、某有名な外資系コンサルティングファームで戦略系の仕事をしており、米国MBAまで持っている人がうちの会社を受けに来たけど、書類落ち。理由は、彼の過去のビヘイビアを知っている人が社内にいて、個人の人間力でフィーをもらえるには問題あり、と判断したから。

このように、資格をどう生かすかは、本人のキャリア志向によるんじゃないかと思う。大きな企業、エスタブリッシュな会社でガンガンに人もうらやむ出世街道をばく進したいなら、「三流大学卒業です。資格は運転免許ぐらいです」じゃダメだろう。だけど、例えば、「結果がすべて。大企業だろうがなんだろうが、僕が自分の腕で立て直してみせる」という生き方をするならば、資格よりも実績が勝負。以前、上司から「会計士は難しいから税理士ぐらいとっておけよ」と言われたんだけど、僕の場合、そんなペーパー試験の準備に一年も使うなら、実際に企業を立て直す数を増やした方がよいと思っている。戦略だって、マーケティングだって、会計だって、書店に行けば数千円ですばらしい本が沢山でているじゃないですか。高いコストと時間をかけて、ブランド力をつけるのか、実績と実力で勝負するのかは、判断の分岐点になるのでは?
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by fri2005 | 2004-12-25 13:01 | Career

新卒のキャリア選択

大学を卒業して新しく会社に入るときに、どうしても「今」と「将来」を考えてしまうと思う。「今」というのは、「今ある興味の延長上」で会社を選ぶこと、「将来」というのは、「将来つぶしが利く」という判断基準じゃないだろうか。

例えば、「今」でいえば、大学時代にアパレルの販売をやっていて楽しかったから、会社に入っても販売員をやりたい、という意見をよく聞いた。僕の場合は、学生時代に海外にちょっと行っていたことがあったので、どうしても「商社」かな、なんて思っていた。周りの人に「海外は商社じゃなくてもメーカーでもいっているじゃん」とか「商社は国内の仕事のほうが多いんだよ」と言われたけど、「海外」といえば「商社」しかないじゃない。誰がなんと言っても、商社なんです。今思えば、よくこんなアホな動機で入社できたなと思う。

もう一つは「将来」 なんとなく、一つの会社にずっと居続けるような気がしない。特に僕は出世と縁がなさそうなので、課長になって部長になって役員になれる、という気がしなかった。だから、最後は学校の先生になるか、地元の滋賀県に戻って奥さんと学習塾でもするかな、ぐらいに思っていた。会社に入っていても、糸だとか、ニットの編み方とか、僕はアパレルをやっていたんだけど、本業で必要なことはまったく勉強しなかった。そんなことやっていたら、うちの会社がつぶれたら他に行くところなくなるじゃん、なんておそれていたら、本当に会社がつぶれてしまったのだ。

商社を選んだのは、他にも理由があって、なんとなくつぶしが利きそうだったから。余談だけど、僕の「なんとなく」はよく当たる。実際に商社で、僕は国内の仕入れ、販売、与信管理、在庫管理、物流管理、さらに、輸入、輸出、三国間をすべて経験した。よく商社出身の人に、僕は輸出だけやっていました、という人がいるけど、僕は全部経験している。この経験がとても役に立っていて、今僕は経営コンサルタントをやっているんだけど、業務の知識で、社内でもクライアントでも負けたことがない。

結果的に僕の場合は、なんとか食いつないでこれたんだけど、一つだけ学生のみなさんに言っておきたいことがあります。それは、「嫌なことは絶対やるな」だ。僕の場合は、某大手のコンサルティング会社でシステム開発の仕事を「強制的」にやらされ、体育会の僕も「強制的」に我慢して2年もやっていましたが、元々経営コンサルタントとして入ったのに、システム開発なんて好きじゃないし、得意でもないし、興味もない。そんなことを「強制的」にやっても、会社にとっても、お客さんにとっても、自分にとってもいいわけない。本当に、さっさと転職しちゃえばよかった。案の定、最近システム会社に買収され、システム会社になったようだけど、本当に無駄な2年を過ごしたと思う。

例えば、僕の場合は圧倒的に「業務知識」に強みを持っていて、今は戦略系コンサルティングの仕事をしているけど、戦略の仕事なんてやったこともないし、習ったこともない。だけど、うまくいっているし、実績も出しているし、自信もある。ようは、好きだし、分かるし、興味がある、ということなんだと思う。

まとめると、新卒のキャリア選択は、今と将来をきっちり考え、その二つの整合が早い段階で、とれればとれるほど、効率的な選択ができる、ということ。とにかく、僕みたいに、ふらふら、やりたくもない編み物の知識を覚え込まされたり、好きでもないR/3のパラメータを切らされたり、そういうことは絶対やらないでもらいたい。
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by fri2005 | 2004-12-25 12:27 | Career